
ポイヤック村にある美しいピション・ラランドのシャトー
二大生産地のひとつ、ボルドー
ボルドーはブルゴーニュと並び、フランスを代表するワインの生産地です。
時は12世紀、1154年から約300年の間ボルドーは英国の支配下となり、その間ボルドーのワインは「クラレット」「ワインの女王」という呼び名でイギリス人に親しまれるようになりました。
そして、百年戦争・フランス革命後の1855年、パリ万国博覧会開催にあたり、ナポレオン3世がフランスの各ワイン生産地にワインを出展するよう要請したのがきっかけで、ボルドー市商工会議所が、メドック から58の赤ワイン生産者、グラーヴから一つの生産者を選び、また甘口白ワインのソーテルヌとバルサから21生産者を選び、ワイン生産者の格付けを行ないました。
ブレンドが特徴、長期熟成向きなボルドーのワイン
ボルドーワインの特徴のひとつに、いくつかのブドウ品種を混ぜて造る事が挙げられます。赤ワインならカベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネフランを主にマルベックやプティ・ヴェルドなど。
個々の品種の特徴がブレンドする事で奥行きもでて複雑な香りや味わいが生まれ、また造り手によってそのブレンド比率が異なる為、多様なワインが造られ、シャトーの個性も引立ちます。
若いうちはタンニン分が豊富でパワフルなカベルネ・ソーヴィニヨン/メルロのワインは最も長期熟成に向くワインのひとつで、熟成と共にエレガントさや滑らかさ、複雑味が増すと言われています。

ボルドーは人口23万人の大都市で都市部は郊外のワイン産地とは違う顔を見せる
格付けシャトーって何?
格付けシャトーという言葉を聞いた事がありますでしょうか?
一般的にワインの格付けというと、フランスワイン法で定められた規制にもとずく格付けのことを指し、地区、村、一級畑、特級畑、などとラベルに表記されている原産地の範囲が狭いほど品質が高いとされるものを意味します。
ボルドーではその様な格付けとは別に、AOC(原産地統制名称ワイン)の単位ではない「シャトー」の格付けが行われています。
これは特に高品質なワインが集まる場所、メドック、グラーヴ、ソーテルヌ、サンテミリオンの地区ごとに独自に行われるもので、中でもメドック地区の1855年に行われた格付け、61シャトー(1級〜5級)が最も有名です。※格付けの表示/呼び方が各地区ごとに異なるので要注意です。 |
「シャトー」って何?
ボルドーワインには、「シャトー」と名のつくワインが多く、お城の絵がエチケット(ラベル)にデザインされる事も多く見られます。
実はボルドーではワインを醸造しているワイナリーの事を伝統的にシャトーと呼んでいます。そしてそれがワイン名として機能している事が殆どです。
※実際文字通りの素晴らしいお城を持つワイナリーもありますが、普通の建物も多く存在します。
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ボルドーのワイン産地
数あるボルドーのワイン産地の中でも、代表的なのが以下の5つの地区になります。
(1)メドック地区
(2)グラーヴ地区
(3)サンテミリオン地区
(4)ポムロール地区
(5)ソーテルヌ地区
代表的ボルドーワイン
(1)メドック地区のワイン
ボルドー格付け第1級ワイン 5大シャトー
ボルドー格付け第3級ワイン
(4)ポムロール地区のワイン
ポムロール慣習的格付け・シンデレラワイン
(5)ソーテルヌ地区のワイン
ソーテルヌ プルミエ・クリュ・スペリュール(特別第1級)ワイン
甘口デザートワイン
貴腐ワイン ポートワイン マディラ
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